車検切れの車でも高価買取が狙える!売却に必要な書類&4つの注意点
愛車を売るにしても、車検の残り期間を気にする人もいます。多く残っている方が買取価格が高くなる、車検切れだと売れないなどのようなイメージがあるからです。
しかし実際にはどうなのでしょうか。車検切れの車でも実は売ることができるのです。
車検が切れの車はプラス査定にもマイナス査定にもならない
車を買取してもらう時には、必ず査定を受けることになります。車というのは消耗品でもあるので、同じ年式で同じ車種、グレードであっても状態が1台1台異なるからです。この査定の要素の1つになっているのが車検の残存期間です。
多くの買取店では車検が4ヶ月以上残っているのなら、プラスの査定をしてくれます。だいたいベストなのは1年くらい残っているケースでしょう。しかし実際には4ヶ月の残存期間がない場合もあります。
この場合はマイナス査定になるのかと言うと、そうではありません。プラス査定にはならないものの、マイナス査定にはならないのです。なぜかと言うと、買取業者は車検の残存期間にそれほどこだわりがないからです。
オプションや外装・内装の状態が良ければ高価買取に期待
車検が車の買取をしてもらう時の、1つの要素であるのは分かりました。では車検切れの車は高価買取ができないのでしょうか。結論からお伝えすると、高額での買取も条件次第では可能です。条件次第というのは査定には他にも多くのポイントがあるからです。
一般的に中古車市場とは需要と供給が、買取額にも大きく影響を与えています。つまり中古車市場で好まれる車である場合、車検が切れていたとしても十分に高額査定を狙うことができるのです。では、どのような車が人気なのでしょうか。
中古車市場で好まれる車は外装や内装の状態が良いものです。特にファミリーユースされることが多い車は、この点が重要になってきます。他にもオプション装備が充実している点なども、大きなポイントです。例えばエアロパーツがついている、ナビなどの室内装備が充実しているなどでしょう。
車検切れの車を買取りに出すときの『4つの注意点』
では次に車検切れの車を買取に出す時に注意すべきポイントを、4つ紹介していきます。初めて車を買取に出す時には、疑問に思ってしまうポイントもあるため、しっかりと確認しておいてください。
【注意点1】車検がギリギリでも更新して売却しない
絶対に覚えておきたいのが、車検切れギリギリのタイミングでも更新してから売却をしないという点です。先ほどお伝えしたように車検が切れていたとしても、査定には大きな影響がありません。しかし車検期間が長ければ、プラス査定がつくともお伝えしました。
そのため車検を通した方が有利なのではと思われるかもしれませんが、実はそうではありません。費用を安価にできるユーザー車検を利用したとしても、実際にはプラスでつく査定額よりも車検費用の方が高くついてしまうのです。
これが業者を通した車検であれば、さらに差額を自分で負担することになってしまいます。結果として自分でマイナス査定をしているようなものですので、車検がギリギリという場合でもそのまま売却した方がいいでしょう。
手放す車検期間は何ヶ月前?タイミングは1~2ヶ月前
では車検ギリギリの期間で、手放すのならどのくらいのタイミングがいいのでしょうか。これは個人の好みにもよりますが、だいたい1ヶ月から2ヶ月くらい前には一括見積もりなどを使って、買取をしてもらう業者を探した方がいいでしょう。
業者を探している間に車検が切れてしまうなどの心配をすることなく、十分に時間をかけられるからです。最近では無料で出張査定をして、無料で引き取りをしてくれる業者も少なくありません。
【注意点2】車検が切れたまま車買取店に持ち込まない
次に注意したいのは、車検切れの車を買取店に持ち込みをしないという点です。この理由はとてもシンプルで、車検切れの車は公道を走ることができないからです。見つからなければいいだろうと思う人もいるかもしれませんが、かなりリスクが高いためおすすめできません。
前歴がないという条件であっても、6点の違反点数がついてしまいますので、いわゆる一発免停という処分が待っています。
車検のタイミングで自賠責保険は更新するため、仮に事故を起こしてしまうと大変なリスクになるのです。ちなみに自賠責保険が切れている状態で公道を走るのも、道交法違反となってしまいます。
この場合も違反点数6点ですので、車検切れと合わせると12点もの違反を犯してしまいます。そのため車検切れの車を買取店に持ち込むのはやめてください。
買取店に持ち込むなら仮ナンバーを申請する
どうしても車検切れの車を買取店に持ち込みたいというのなら、仮ナンバーを発行してもらうことができます。仮ナンバーとは赤い斜線付きのナンバーのことで、発行されてから5日前後しか効力のないものです。
居住する市区町村の役場で手続きをすると、発行してもらえるのですが手続きが意外と面倒です。申請に必要な書類も多く、さらには各自治体で異なりますが1000円弱の手数料もかかってしまいます。
【注意点3】車検切れの状態で長いまま放置しない
車検が切れてしまった車は、乗れないからと放置している人もいます。しかし実際には早めに手放してしまった方がいいのです。なぜ手放す方がいいのかですが、大きくは2つの理由があります。
1つは自動車税の問題です。毎年4月1日に自動車を所有していると税金が発生してしまいます。これは車検切れで乗れない車だから、課税されないというものではありません。車検の有無に関わりなく、所有しているかどうかで決まるからです。
もう1つの理由は年式を重ねるごとに、車の買取額はどんどん下がっていくからです。既に10年程度乗っている車であれば底値になっていますが、年式の新しい車ならできるだけ早く売った方がいいでしょう。
【注意点4】買取りは複数の業者に査定してもらう
最後の注意点は車検切れの車でも、複数の業者に査定をしてもらってから買取してもらうところを選ぶ点です。少し前までは無料で出張査定や引き取りをしてくれる業者が少なかったこともあり、複数の業者から見積もりをもらっても手数料がかかっていました。
しかし最近では中古車業が参入しやすいこともあって、様々な業者があるため出張査定や引き取りも、無料で行ってくれるところが増えたのです。結果として相見積もりをとる意味がでてきました。どの業者に頼んでも手数料がかからないのなら、より高いところへ売るべきです。
ただ車を売る方としては、どの業者が高く買取をしてくれるか分かりません。全国展開の大手業者だからといって、必ずしも高額査定をしているわけではないからです。そのため大手から中小の業者まで含めて相見積もりをとるのが高額査定への第一歩になります。
複数の買取業者に査定してもらうなら”車一括査定がおすすめ”
ただ複数の買取業者に査定をしてもらうといっても、自分でわざわざ連絡をしてきてもらうのは大変な労力を使います。そんな時におすすめなのが車一括査定という、インターネット上のサービスです。
この車一括査定が優れているのは、1度の入力で複数の業者へ一斉に情報を送信してくれる点です。ネットに不慣れな人でも使いやすいような画面になっていますので、15分もあれば申込が終わります。しかも無料なのも嬉しいポイントでしょう。
車一括査定を申し込んで4社が競合した場合、各買取店は他の業者以上の買取額を提示しないと買取成立にはなりません。そのため業者同士で競合状態になるため、買取価格が上がって行きます。
- 高価買取を狙う方
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車検切れの車売却に必要書類一覧(全9種類)
最後に車検切れの車を買取してもらう時に、必要となる書類を紹介しておきます。書類を事前に揃えておくと、売却の契約をする時にもスムーズに話が進むでしょう。
自動車検査証と自動車税の納税証明書、自賠責保険の証書、リサイクル券は通常は車のダッシュボードに入っているものです。仮に紛失しているものがあれば、再発行をしてもらいましょう。
軽自動車の場合は認め印で良いので、印鑑登録証明書は必要ありません。あとは譲渡証明書や委任状といった書類が必要ですが、こちらは買取業者が用意をしてくれます。最後に買取額を振込してもらう口座番号のメモを用意しておくといいでしょう。
中には即日現金払いという買取業者もありますが、最近では振込が多いため数は少ないです。また現金払いをするにしても、書類が揃っていなくては契約を済ませることができません。ですので書類はしっかりと揃えておいてください。
まとめ
車検切れの車を買取してもらう時の情報をまとめました。車検は確かに査定時に審査される要素の1つですが、特に気にする必要はありません。車検切れの車でも状態が良ければ、十分に高額査定がつく可能性が高いからです。
そのため車検がギリギリの状態でもそのまま買取をしてもらいましょう。絶対に避けておきたいのは車検を通してから、査定を受けるというパターンです。ちなみに査定を受けるのは複数の業者から見積もりをとってからにしましょう。