カババはどんなサービス?売れた?評判からわかるメリット・デメリット
車を売る時には下取りや買取ではなく、フリマによる個人売買をやってみたいと考えている方もいるはず。
カババは2020年からスタートした話題の自動車フリマです。出品中の車をYouTubeやインスタなどSNSで見かけてカババを知ったという方も多いでしょう。
今回はカババの基本情報、メリット・デメリット、口コミや評判等を詳しくご紹介します。
カババの基本情報
今から『カババ』の基本情報について見ていきましょう。ここでは運営会社、サービス内容や特徴、メリット・デメリットについて解説していきます。
運営会社は株式会社アラカン
カババのサービスが始まったのは2020年と聞いて、新しいゆえに信頼性はどうなの?と気になる方もいるでしょう。
カババの運営会社は「株式会社アラカン」という企業であり、代表取締役社長である田中一榮氏は中古車販売店の大手である「ネクステージ」の取締役をしていたキャリアを持つ人物です。
中古車業界の豊富な経験を活かし、「中古車流通の、非効率・不透明・不誠実をなくしたい。」という熱い思いから、カババというサービスが生み出されました。信頼性の高さはもちろんのこと、これまでにない新しい自動車フリマとして今、注目を集めています。
カババのサービス内容や特徴
現在のところ、自動車専門のフリマの数はかなり少ないので、各サービスの違いを比較しやすい状況です。
カババのサービス内容や特徴一覧
- 【1】出品者の手数料は無料
- 【2】出品作業はカババが代行
- 【3】見やすく分かりやすい車の掲載情報
- 【4】売れない場合の車一括査定
- 【5】買取査定額の30日間保証
1.出品者の手数料は無料
カババでは出品者の手数料が無料です。出品の利用料やキャンセル料、成約料などいっさいかかりません。
一般的にフリマの利用は出品者側にも手数料がかかるケースが多いです。例えば、同じく自動車フリマである「ガリバーフリマ」の場合を見てみましょう。
ガリバーフリマの場合、出品者の利用料は発生し、売りに出した車両の代金によって料金は変動します。上の画像は利用料の表の一部ですが、売却価格が高いほど利用料も高くなります。全体的に見ても、それなりの値で手数料が取られることが分かります。
ちなみに、メルカリの場合には販売価格の10%が手数料としてかかるそうで、こちらもかなりの高額です。
カババは売れた金額分だけ、まるまる出品者のものになるのでお得に売却できます。
2.出品作業はカババが代行
フリマは個人売買なので、出品作業は自分で行うのがふつうです。
例えばメルカリの場合には売りたい商品の撮影、商品説明を利用者が行って出品します。出品中、購入希望者から車についての質問がくれば、出品者が対応しなくてはいけません。必要書類の手続きや車の受け渡しなども個人間で行います。
カババは出品から成約後の対応まですべて担当スタッフがサポートします。しかも、先に見たように手数料はかかりません。
出品の時にはスタッフが直接うかがって車の査定や取材も行います。そして売れやすいように出品情報を作成してくれます。出品価格についても、スタッフが最も高く売れる予想売価を算出して提案。
必要書類のやり取りや、車の引き渡し場所・日時の相談もカババがするので、出品者は購入者と直接連絡を取り合う必要はありません。
3.見やすく分かりやすい車の掲載情報
フリマサイトではWEB上の情報だけを頼りにして取引が行われます。中古車購入は大きな金額の買い物ですから、買い手は慎重にリサーチし、買うべきかどうかを判断します。
買取サービスとは違って簡単に売れるかどうかが分からないのがフリマですから、出品者も上手に車のアピールをする必要があります。
カババでは、見やすく分かりやすい車の掲載情報にこだわっています。プロのスタッフが車を直接鑑定して車両の品質を細かくチェックします。そのデータをもとにプロの目線で、出品情報が作成されます。もちろん、購入者側でも、車が鑑定済みなのは知らされています。
ちなみに、上の画像の例でいえば、撮影されて見ることができる車両の画像は87枚にも及びます。価格についても、カーセンサーとの相場比較もあります。他にも、車両説明や注意事項などが詳細に記されています。
出費車両の情報はYouTubeやインスタ、Tik TOKなどのSNSでも発信されています。動画として車両をチェックすることができます。また、スタッフによる解説を聞くことができてとても便利です。
一般的なフリマや他社の自動車フリマではやっていない取り組みなので、購入希望者が集まりやすく、出品者にとっても嬉しい取り組みです。
4.売れない場合の車一括査定
フリマのような個人売買だと、売れないという状況も考えられます。そうなれば買い手が見つかるまでフリマを続けるか、他の売却方法に切り替えるかしかありません。
カババでは売れなかった時のサポートもしてくれます。そのひとつが「一括査定」です。全国の買取業者のなかでも特に出品中の車が得意な買取業者を厳選し、最高額を提示した買取業者と取引することが可能です。
売れなかったからといって、わざわざ最初から買取店を探す手間が省けるので、カババのフリマの方も気軽に試してみることができます。
5.買取査定額の30日間保証
車が売れ残ってしまった場合のサポートして、出品時に提携買取会社が買取査定額を算出し、30日間保証するサービスも無料で利用できます。
このサービスを利用すれば、買取査定額が有効な期間をめどにして出品を試してみることができます。
カババのメリット
先のカババの特徴で見たように、個人売買をトータルサポートしてくれるのがカババの強みです。
初めての方でも、安心して自動車フリマを利用できるだけでなく、マッチング率の高さが魅力でもあります。
現在フリマサイトの利用は一般的になっていて様々な商品が気軽に売られています。中古車もそのうちの一つですが、簡単に買い手が見つかるのかといえばそれはまた別の話です。
数十万、数百万円の車を知らない相手から買おうとするため、買い手は厳しい目でリサーチしています。ちょっと値が高いと感じたり、車両状態の情報に不明点があったりしてマイナス要素が目につくと慎重になります。売り手と買い手の希望条件がぴったりと合わさって、すぐに成約するケースは多くはないでしょう。
出品者としてできる限り、マッチング率を高めるためには、出品作業がポイントになってきます。カババの場合、プロの代行で出品するので、愛車をより良く見せてアピールすることができます。また、現実的な最高額の価格設定を提案してくれます。
さらには、出品車の情報が分かりやすく作成されていますし、YouTubeやインスタなどSNSでも発信してたくさんの人の目に触れる機会を作ってくれています。
購入者側は手数料が一律で安めに設定されていたり、安心して車が買えるような保証が付いていたりもします。これにより、他社よりもお得だと知った買い手が集まりやすくもなります。
こういった全体的なサービスの充実により、購入者が見つかりやすいのがメリットです。
カババのデメリット
買取サービスに比べて、フリマは売却までに時間がかかります。もちろん、売れ残る可能性もあります。
カババの場合は特に、スタッフによる車の査定や取材から成約後の対応まで手厚いサポートがあるため、自分だけで出品するふつうのフリマよりも時間がさらにかかります。
ただ、カババには一括査定のような売れ残った場合のサポートまで付いているので、じっくりと車を売りたい方にはおすすめのサービスです。
カババの評判や口コミを調査
実際にカババを使った人の口コミや評判を見てみましょう。
手数料無料の魅力と売却までの時間
2023年8月に初めてカババを利用してみました。利用を決めた一番のポイントは価格の安さです。個人間売買のために消費税がかからないことは大きな魅力でした。プロのサポートもあり、自分の愛車を魅力的にアピールできました。写真や情報が詳細で、自分でも車の状態をよく理解できたのが良かったです。
もっとも、実際に売却するまでには時間がかかってしまいました。出品してから約1ヶ月半、ややイライラした時期もありましたが、その分、希望していた価格よりも高く売れたので結果的には良かったと思います。ただし、すぐに現金が必要など急いで売りたい方には不向きかもしれません。
とにかく簡単
車を売りたいと考えて、売る為のいくつかの方法を検討しておりました。中古車屋さんに見積もりを依頼したのですが満足いく価格出なかった為、一度取りやめてその他の方法を検討しました。オークションサイトでは沢山の車が出品されていたので、自分の希望価格で出せるので利用したのですが、写真をうまく撮れなかったりなど大変苦戦をしてしまい結局売れませんでした。そんな時にカババを知り、利用すると使いやすく大変スムーズに売買まで進むことが出来ました。自分の車の相場も教えてくれますし、手数料やマージンも安いので自分に入ってくるお金も多いです。更にカババが間に入って査定に出してくれるのでよかったです。
女性にはぴったり。
10年ほど乗ってた車があったのですが引っ越しするにあたり場所的に駅にも近いし車を置ける駐車場もついてないので売却しようと考えました。車のことも詳しくなかったのでカババを利用しました。メリットとしてはカババに依頼したら、あとはとくに何もしなくて良い点でした。あとはスタッフの方がやってくれて売れた際の売買もしてくれる、名義変更とかもしてくれたのですごく楽だし助かりました。あとは、売れたら売れた金額をもらうだけだったのでとても良かったです。デメリットとしたはお店側で勝手に買い手を探してくれるので自分で交渉したい方には向いてないサービスだと思います
口コミサイトで有名な「みん評」ではまだ少ない投稿数しかありませんでした。カババは比較的新しいサービスなので、今後どのような評判が増えるのか注目です。
まとめ
カババは2020年6月からスタートした自動車フリマです。ネクステージの取締役を務めたことのある代表取締役社長の会社により、「中古車流通の、非効率・不透明・不誠実をなくしたい。」という思いから、カババは立ち上げられました。
カババは個人売買という仕組み上、流通コストの負担を大幅に抑えることができます。また、カババでは店舗や営業スタッフ、在庫を持っていないため、中間マージンをできる限り抑え、その分が出品者・購入者に還元されています。
カババの特徴には「出品者の手数料は無料」「出品作業はカババが代行」「見やすく分かりやすい車の掲載情報」「売れない場合の車一括査定」「買取査定額の30日間保証」などが挙げられます。
YouTubeやティックトックなどSNSによる車両情報の発信は、従来の自動車フリマではなかったカババの特色です。