中古車買取価格が高い時期は『1月~2月』売り時はこの時期がベスト!
車を売るのなら少しでも高く売りたいものです。そこで1つのポイントになってくるのが、需要と供給です。中古車市場というのは、良くも悪くもこの需要と供給によって、大きく値段が左右されてしまうのです。
ここでは中古車の買取価格が高い時期について考えてみます。そもそも車の買取で、値段が高くなる時期があるのでしょうか。
実は先ほどお伝えしたように、需要が伸びる時期には車が売れるので業者としても仕入れをするのに高値をつけることがあるのです。
中古車の買取価格が最も高い時期(売り時)は『1月~2月』
中古車の買取価格が最も高くなる時期ですが、1月~2月であると言われています。その理由は大きくわけて2つあります。
- 決算の時期である
- 4月からのセールに向けて在庫を確保しておく
ではそれぞれに見ていきます。1つ目の理由なのですが、多くの企業では3月と9月が決算期となるのです。そのため少しでも多く売り上げを確保したいと、企業は考えています。
中古車業者の場合は在庫である車がなければ、そもそも売ることができません。ですので決算期を前にしてセールを行うので、その前に在庫を確保しておく必要があります。
だからこそ多少高くなっても買取をしているのです。また2つ目の理由ですが、3月や4月は年度替わりであるため、多くの人が新生活を迎えます。
その時に合わせて車を購入する人も多いのです。そのため春のセールを前に在庫を仕入れるという目的もあって、1年で最も買取額が高くなる時期なのです。
次に車の買取価格が高い時期(売り時)は『7月~8月』
1月~2月の時期と比較すると多少は落ちるかもしれませんが、次に高値がつく時期としては7月~8月のタイミングです。この時期に車買取の値段が高くのも2つの理由があります。
- 夏のボーナスで車を購入する人が多いため
- 9月が決算期である企業が多いため
この2つの理由から7月~8月も高値がつく傾向にあります。中古車でも余程の格安車でもなければ、まとまったお金が必要です。そのためボーナスを頭金として車を購入する人が増えます。
需要が伸びるため、在庫を確保する意味でも買取相場が高くなるのです。また9月は半期決算の月です。そのため先にもお伝えしたように、できるだけ多くの中古車を販売したいのが、企業としての意思でしょう。
車を買い替えるおすすめの時期&タイミングは”3つ”
次に車を買い換えるのにおすすめの時期や、タイミングについて見ていきます。このポイントは大きく分けて3つです。
ではそれぞれに詳しく解説していきます。
【タイミング1】車検が切れる前に買取に出す
車を買い換えるタイミングとして妥当なのが、車検が切れる前に買取を利用することです。どうして車検前なのかですが、1つは車検の残存期間はさほど査定に影響しない点をあげておきます。
車検が多く残っている方が有利ではと考える人もいます。ですが実際には多少はプラスになっても、査定額そのものに大きな影響は与えないのです。
その理由としては車買取業者というのは、大抵が自社工場を持っていて安く車検を通せるからです。そのため車検そのものがポイントにはなりません。逆に言えば車検を通してから車買取の査定を受けるのは、避けた方がいいでしょう。
それは車検を通したことによるプラスよりも、車検代の方がかかってしまうからです。トータルで見ると、マイナスになるので車検前に買取に出すのがおすすめになります。
【タイミング2】フルモデルチェンジ(新車種の発売)前に買取に出す
次に気をつけたいのがフルモデルチェンジ前には買取に出す点です。実は中古車市場ではフルモデルチェンジがあると、買取相場がかなり下がってしまいます。
それは新しいモデル車への需要が高まり、古いモデルの車への需要が低くなるためです。ですので車の買い換えをするのなら、フルモデルチェンジがあると情報が出た時点で考えるべきでしょう。
実際に情報が出てから、フルモデルチェンジが行われるまでタイムラグがあります。この間に買取をしてもらうのがおすすめです。
数万円程度ですむこともあれば、十万円単位で下がることもあるのです。そのため情報を掴んだ時点で買取を検討するのが無難だと言えます。
【タイミング3】年数が増える(年式が古くなる)前に売却
最後のタイミングですが、車を買い換えるかどうか迷っているのなら、早めに売ってしまった方がいいです。なぜなら車の価値は年式が増えるごとに下がっていくためです。年式は1月1日の時点で更新されていきます。
先述したように車には売るべきタイミングがあるのですが、それを待っていると年式が1つ増えてしまうかもしれません。
それよりは時期にこだわらず、年式が若い内に売ってしまう方が得策です。特に気をつけたいのが車検の時期になります。
- 3年
- 5年
- 7年
とありますが、このタイミングで車を売る人が多いので、査定額も大きく変わってくるのです。
高価買取のできる時期を逃さないために~車売却の全手順~
では自分の車を買取してもらうと決めた時には、どういう手順を踏んでいけばいいのかを考えてみます。
- 買取してもらう車の査定相場を調べる
- どの車買取業者で取引するのか選ぶ
- 必要な書類を用意しておく
- 査定の申込をして、査定をしてもらう
- 買取額に納得がいけば、売買契約を結ぶ
- 車両引き渡しをして、入金を確認する
といったような流れで行います。ここで高く車を買取してもらうのなら、時期だけではなく複数の業者から見積もりを取るようにしてください。最初の査定相場を調べるという段階で行うと、効果的だと言えるでしょう。
あとは高い見積もりをだした業者を選んで、査定を受けていくという流れです。必要書類については普通車なら印鑑登録証明などがあるので、役所でもらっておいてください。
時期(売り時)以外に車を高く売る『3つのコツ』
最後に車買取で高値がつきやすい時期以外に、高額査定を勝ち取るポイントを紹介しておきます。
この3つについて詳しく調べてみました。
1.純正オプションも査定に出す
車を購入した時に純正オプションをつけているのなら、高値での査定が勝ち取りやすくなります。一般的な中古車市場では、純正オプションが高く評価されるためです。特に人気がある純正オプションを紹介しておきます。
- エアロパーツ
- ホイール
- ナビ
などが該当します。他にもオプションのボディカラーなども高額査定がつきやすくなります。
反対にオプション品でも社外品は好まれません。そのため社外品パーツをつけている場合は、ノーマルに戻してから査定を受けてください。
2.車内を綺麗に掃除して査定に出す
査定前には必ず車内をきれいに掃除しておきましょう。また外観についても洗車をしておくとベストです。原則として査定項目に車のきれいさは含まれません。そのため直接的には査定とは関係が無いとも言えるのです。
ただきれいに掃除をして、洗車もしておくと査定員の印象が良くなります。そのため間接的に査定額のアップに繋がるのです。
また車内の臭いにはついては、できるだけ無臭にしておきましょう。査定では大きなポイントで、臭いの有無によって10万円単位で査定額が違ってきます。
3.複数の車買取店と価格交渉をする
車を高く買取してもらうなら絶対に欠かせないのが、複数の車買取店と価格交渉をすることです。最初に買取店を選ぶ段階で、まずは車一括査定を使って複数から見積もりをとります。
その後上位3社ほどを選んで、それぞれに査定を受けるのです。査定後には価格交渉があるのですが、そこで他社とも交渉していることを伝えるといいでしょう。この時に値段を言わないのがポイントです。
ただ価格交渉後に契約を保留したとしても、1週間程度が限度になります。その間にどこで買取してもらうか決めてしまいましょう。
複数の車買取店を競合させて高く売るなら『車一括査定』がおすすめ
先述したように車買取で高額査定を勝ち取るには、複数の車買取店との交渉は欠かせません。そこで重要なのが入口である、車一括査定というサービスです。インターネット上の無料サービスの1つで、24時間365日利用できます。
車一括査定を使うメリットは、車買取店同士で競合させられる点です。買取店もビジネスですので、できるだけ安く仕入れて高く売ろうとしています。
そのため1社だけと交渉をすると、足下を見られる可能性があるのです。だからこそ車一括査定が重要だと言えます。
【2019年最新】安心して利用できる車一括査定おすすめランキング
まとめ
中古車を高く買取してもらうには、時期があるという点についてでした。原則として中古車市場は需要と供給で成り立っているため、需要が高まる時には多少相場より高くても、車買取店は在庫を仕入れようとします。
そのため1月~2月、7月~8月といった時期には、車の買取額がアップする傾向にあるのです。ただこのタイミングを待つことで、年式が古くなると買取額が下がります。
ですので時期としてうまく合えばいいのですが、合わないのなら少しでも早く買取してもらう方が有利です。